心の温度

「じゃあさ、お試し期間つきのお付き合いからにしたら? 中川くんの事をもう少し知った上でさ」

「うんそうだね、私は中川くんと知恵さんはお似合いだと思うなぁ。普段は知恵さんが強くてもいざって時は中川さんの方が力強く引っ張っていくような気がする」

「うん。一応次に会った時に返事してって言われたから、お試しの事言ってみようかなぁ」

悟さんと私はウンウンと頷いた。

「ありがとう。中川さんの事情も聞けて何となくどんな人かわかった。良く考えてみるね」

「うん。じゃあ俺は帰るから。」

「お兄ちゃん、ありがとう。私もお風呂入るわ」と知恵は自分の部屋へ着替えを取りにいった。
今日入籍した新婚さんの邪魔はしたくないから…
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