心の温度

「真野主任！真野主任が出向してから渡辺くんはやる気ゼロで、いつも私に愚痴るんですよ〜」
「そうなのか？渡辺。今は伊達さんについたんだろ？」
「はい。」
「何か、その伊達さんはいい加減な先輩で失敗は全部渡辺くんのせいにするらしいですぅ」
「そうなのか？」
「まぁ…はい。」
「そうかぁ。悪かったな」
「主任のせいじゃ無いですから！」
「とにかく伊達の下で仕事するなら、アイツより先回りして準備をして、何度も伊達に確認してやれ。きっと、課長が気がつくからさ」
「はい。頑張ってみます。」
「伊達なんかよりお前の方がセンスも良いからお前が独り立ちして仕事し始めたら伊達はいずらくなるかもな！それまでは頑張って伊達を見返してやれ！」
「ハイ！」っと渡辺くんの表情が輝いた。

「せんぱ〜い。私の愚痴も聞いて下さいよ。あの営業1課の岩田さんが、先輩がいなくなってから私に書類を提出するから部長に私が叱られるんですぅ」

「あ〜あの岩田さん… ね〜そろそろ飛ばされると思うけどね」
「本当にどこかへ飛んでけ〜」って感じですよ！