心の温度
2日目の晩には気持ちも切り替わった彩音。

もう純一の顔色を気にせずにのびのび暮らせるんだから啓太と2人で頑張ろうと思っても

純一からの
【顔はイイけどすべてが地味なんだよ
女としての魅力もあんまりないし〜
セクシーさに欠けるっていうか…
もうお前を抱く気もないんだよなぁ〜】
という言葉が……
女性として自信喪失してしまった彩音の心は氷のように冷たくなってしまった。

もう、バツイチで気の利かない地味な私は啓太の良い母親としてだけ生きていこうと決意した彩音。
何度も何度も彩音の頭の中にエンドレスで純一の言葉が蘇る…

落ち込んでは頑張ろう!と気を取り直しても、またフッとした時に純一の言葉が頭の中に浸透してくる…
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