心の温度
翌朝、朝食後家族全員で貸衣装の店舗へ。

スタッフさんの指示に従い順番に七海ちゃんのメイクからスタート。
お母さんたちはお着物の着付けが済んでからメイクだ。七海ちゃんが髪の毛をコテで巻かれながらアップにしてもらう。次にお粉をパタパタ。チークをして口紅もしてもらう。緊張している七海ちゃん。
最後に造花だがお花の冠をピンで止める。

「さぁ、お嬢さんのヘアメイクは終了ですが、お母様、いかがですか?」
「可愛い!七海ちゃん今日はメイクしてるからね。
顔や口をゴシゴシしないでね。」
「うん。お母さんわかった。」
「では、お嬢さんはトイレに行ってからタイツをはいて、そしてドレスを着ましょうね!」
「ハイ!」
私も髪をカーラで巻き始めたので、知恵さんに七海ちゃんをお願いした。
私の鏡から後ろでタイツを履き、ドレスを着た七海ちゃんが見えた。ラベンダー色の可愛いお姫様の出来上がり!
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