心の温度
私の、後からバタバタと真野主任も保育園ルームに入ってきたが…
「あ〜七海……あ、先生…この後役職会議に出席しなきゃならなくて、その…妹も仕事中でお迎え頼めないのですぐに病院へ連れて行けないんです……」
「あの…真野主任。うちの啓太も発熱したのでもし良ければ、私が2人を病院へ連れて行ってうちで七海ちゃんを預かりますよ。夕方なら私の母も手伝ってもらえると思いますし。」
「ありがとうございます。申し訳ないですがそうして頂けると助かります。」
「私も引っ越ししたばかりなので七海ちゃんの病院に啓太もかかるようにするので、かかりつけの病院や保険証をお預かりしても良いですか?」
「ハイ。保険証はこれで病院の住所と電話番号が書いた紙はこれです。」
「真野さん啓太くんママがいてくれて良かったですね。じゃあ啓太くんママには七海ちゃんの分の荷物もお渡ししますね」
「北川さん。本当にありがとう。今日は会議が夕方まであるので急いで帰っても19時は過ぎてしまうかもしれないんですが…」
「ハイ。承知しました。あ! 検査の結果をご連絡するので連絡先を交換してもよろしいですか?」
「あ、そうですね。会議中はマナーモードにしますのでメール入れていただけるとありがたいです。」
「はい。分かりました」
「じゃあ、啓太〜七海ちゃんこのまま病院へ行くよ」