心の温度
「結婚してからは電車通勤?」
「うん。毎日満員電車…だよ終電気にして飲まなきゃだし〜」
「可愛い奥さんの元へ帰宅するんだから幸せだろ?」
「まあ〜ね〜」
「この野郎、惚気やがって!」
「お前は?結婚」
「俺か?彼女もいた時期もあるけどプロジェクト中は仕事でめいいっぱいでさ放ってたらすぐ破局よ」
「ああ、わかるこっちは一生懸命に働いてるのに浮気を疑われたりな。」
「うん。面倒くさかったけど本社に戻ってきたし俺もそろそろ身を固めて仕事にも邁進したいなと思ってきたんだよなぁ〜でも結婚相手となると気軽には付き合えないからなぁ〜 三島の結婚の決め手は何だった?」
「俺か?子供だったかな」
「出来たから?」
「うん、結婚を考えていた相手ではあったけどお前の言う"決め手"って難しいんだよなぁ」
「そうなんだ。でも奥さんを好きなんだろ?」
「そりゃ大事だよ」
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