心の温度
翌朝6時に501号室のピンポンが鳴る。

リュックを背負った啓太が出てきた。
朝早いので小声で
「啓太君、おはよう」
啓太も小声で
「おじさんおはよう。ななみちゃんちえちゃんもおはよう」
「「おはよう」」
「みんな準備できた?」
「うん。お爺ちゃんも今来るよ。お母さんがとじまりしてるよ」
「そうか。じゃあお爺ちゃんが来たら下へ行こう」
「うん。」
「あ、真野さんおはようございます。今日はよろしくお願いします」
「じゃあ、下へ行って車に荷物を運びましょうか」
「はい」
男子チームが先に下へ降りる。

「あ、知恵さん、七海ちゃんおはようございます」
「おはようございます。」
博美と彩音が出てきて鍵を閉めた。
女子チームも下へ降りる。
来客用の駐車スペースに、ドアを開けて荷物を入れている男子チームと一緒に車に乗り込んだ。
大きな車なので啓太は興味津々。
真野主任がカーナビをセットし「出発しますよ〜!忘れ物は無いかな? 観光牧場へ出発!」

「「しゅっぱ〜つ!」」と啓太と七海が声をあげた

日曜日だが結構高速も車が多い。渋滞はなくスムーズに走行していた。
大体1時間おきにトイレ休憩をしながら高原の観光牧場に到着!!
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