エアラブまとめ
可愛い系な先輩×後輩彼女※
「来月、先輩の誕生日ですね?」
あたしの彼氏である先輩は童顔で年下に見えるが、高校三年生だ。
「僕の誕生日覚えててくれたの?」
ぱぁっと花が咲くような笑顔は、女のあたしから見ても可愛い。
「好きな人の誕生日忘れるわけないですよ! 欲しいものなんでも言ってください」
バイトをしているので、多少の予算が高くても大丈夫なのだ。
「そうだな……」
先輩はにやりと笑みを浮かべ……。
「きゃっ」
思い切りあたしを壁に押し付けた。
「じゃあさ、僕と結婚して?」
人生で最も驚いた瞬間だった。
「先輩、それは早すぎでは……」
「もう充分待ったよ? 麻里を誰にも見せたくないんだよ……」
目が笑ってない先輩はとても怖い。
「い……」
「言わせないよ」
拒否の言葉は、唇を塞がれて消えていった。