エアラブまとめ
年下の幼なじみ×しっかり者のツンデレ
「電子辞書貸して〜」
間延びした声が耳に届く。
いっこ下の幼なじみがあたしのクラスにやって来たのだ。
甘い顔立ちをしているものだから、クラスの女の子は可愛いなんて囁いている。
「はいはい。あんたいつになったら自分の修理に出すの?」
「その内には……出すよ?」
「そのセリフ聞き飽きたっつーの。いい加減にしないと今度は貸してあげないんだから」
なんて言いつつも毎回貸してあげるあたしもあたしだけど……。
「ありがとっ」
電子辞書を受け取ると彼ははちみつのような甘い笑みをあたしに向けた。
「……あんた、にやけてるわよ」
彼がいなくなった後、親友はあたしの脇腹を突っつきながら呟く。
「うっさい」
仕方ないでしょ……っ。
あの笑顔は反則だから!
間延びした声が耳に届く。
いっこ下の幼なじみがあたしのクラスにやって来たのだ。
甘い顔立ちをしているものだから、クラスの女の子は可愛いなんて囁いている。
「はいはい。あんたいつになったら自分の修理に出すの?」
「その内には……出すよ?」
「そのセリフ聞き飽きたっつーの。いい加減にしないと今度は貸してあげないんだから」
なんて言いつつも毎回貸してあげるあたしもあたしだけど……。
「ありがとっ」
電子辞書を受け取ると彼ははちみつのような甘い笑みをあたしに向けた。
「……あんた、にやけてるわよ」
彼がいなくなった後、親友はあたしの脇腹を突っつきながら呟く。
「うっさい」
仕方ないでしょ……っ。
あの笑顔は反則だから!