オー!マイ・ハワイ!
「擦るだけでも、こんな気持ちいいのな。まなみも、声がまんしないで?」
「あんっ……あっ……くっ」
修二はもう我慢の限界だったので、そこから達するまで時間はかからなかった。
まなみはそのまましばらくぼーっとしていた。修二が後ろからぎゅっと抱きしめる。ウソみたいだなと思いながら、ウソじゃないまなみの体のあたたかさを感じ、言いようのない喜びでいっぱいだった。
ドーン、ドンドーン──
大きな音がして、まなみは目をあけた。ベッドルームの窓から花火が見えている。物憂げな修二の横顔が花火の光に照らされていた。
ぱちっと目が合うと、起きた?といってそっとほほ笑んだ。
なんか、すごく悲しそうな顔だったな。きれいな花火を見ながら、何を考えていたんだろう。
「花火……、始まっちゃった?」
「いや、たぶんこれで終わり。明日もやってるから、また見に行けるよ」
「いま、何時?」
「10時32分」
寝てたのは40分くらいだ。気持ち良すぎて、意識がどっかにとんでいくとは思わなかった。
「シャワー浴びる? そっちの奥にシャワールームあるし、風呂がよければさっき入ったとこ使って」
修二はもうバスローブに着替えていた。シャワーを浴びて出てくると、修二は服に着替えているところだった。んんっ?
どこにいくんだろう。
「修二、どっか行くの?」
「コンビニ。何か欲しいものある?」