オー!マイ・ハワイ!
──あれはたぶん……。修二は手を振っているキャメロンを見つめながら、黙って語りかける。由香、ありがとうな。
ホノルル空港から、飛行機は飛び立った。さよならハワイ、ありがとうハワイ。またくるからね。
ハワイから帰ってきて1週間が経った。
まなみは、修二のマンションにとりあえず住まわせてもらいながら、病院で再検査をしたり、ハワイでの医療費の保障申請などにおわれて、あっという間に毎日が過ぎて行った。
修二はだいたい19時過ぎに家に帰ってくる。一緒にごはんを食べたり、お風呂に入ったり。ふたりで一緒にいられることがとても嬉しかった。
夕食後、テレビをみながらのんびりしているところで、まなみが話を切り出した。
「修二、今週末に一度富山に帰ろうと思うんだ。親も心配してるみたいだし、顔見せてくる。そしたら荷物まとめて、こっちくるようにするね」
「わかった。俺もついてくよ。ご両親にごあいさつさせて」
「修二のご家族に、私まだあいさつしてないけど……」
「詩乃を助けた恩人に何か言う人はいないよ。うちの方は心配いらないから」
まなみは修二の家族から、詩乃を助けた恩人と感謝されていた。詩乃はマンションに何度もお見舞いに来て、まなみとすっかり仲良くなっていた。次の日。詩乃は、高級パティスリーで限定プレミアムショートケーキを買って、まなみを訪ねてきた。
ホノルル空港から、飛行機は飛び立った。さよならハワイ、ありがとうハワイ。またくるからね。
ハワイから帰ってきて1週間が経った。
まなみは、修二のマンションにとりあえず住まわせてもらいながら、病院で再検査をしたり、ハワイでの医療費の保障申請などにおわれて、あっという間に毎日が過ぎて行った。
修二はだいたい19時過ぎに家に帰ってくる。一緒にごはんを食べたり、お風呂に入ったり。ふたりで一緒にいられることがとても嬉しかった。
夕食後、テレビをみながらのんびりしているところで、まなみが話を切り出した。
「修二、今週末に一度富山に帰ろうと思うんだ。親も心配してるみたいだし、顔見せてくる。そしたら荷物まとめて、こっちくるようにするね」
「わかった。俺もついてくよ。ご両親にごあいさつさせて」
「修二のご家族に、私まだあいさつしてないけど……」
「詩乃を助けた恩人に何か言う人はいないよ。うちの方は心配いらないから」
まなみは修二の家族から、詩乃を助けた恩人と感謝されていた。詩乃はマンションに何度もお見舞いに来て、まなみとすっかり仲良くなっていた。次の日。詩乃は、高級パティスリーで限定プレミアムショートケーキを買って、まなみを訪ねてきた。