オー!マイ・ハワイ!
「お父さん、修二のこと知ってるの?」
「知ってるもなにも、この前まで同じ会社だったからな。部署は違ったけど、よく一緒に会議やら企画やらで仕事してって……ええっ!!」
そこから話は早かった。修二が前に勤めていた会社の常務が、まなみの父親だったのだ。修二の人となりをよく知っていたまなみの父親は、喜んでふたりの結婚を祝福した。まなみの父親はかなり喜んで、酒だ酒だと大騒ぎ。出前の寿司を食べながら、日本酒をガンガン修二に飲ませた。
修二はふらふらで、歩けなくなくなるほど酔っ払って、けっきょくまなみの家に泊まることになった。
まなみは二階の自分の部屋まで、なんとか修二を連れて行って、ベッドに寝かせた。
「はい、ベッドついたよ、大丈夫?」
「うー……もう無理です」
「ごめんね、お父さんが」
「むにゃむにゃ……」
修二はもう寝てしまったようで、グーグーといびきをかいている。まなみはため息をつきながらもホッとした。思いもかけず父親と関係があったことも、何か縁だったかもしれないな。
父親は、隆史との結婚をあまりよく思っていなかった。婚約破棄された時は、ほらみたことかと、かなり怒っていたのだ。
今回は全く違う。北山くんなら間違いないと快諾し、喜んでお酒を飲んでいたのだから。
「知ってるもなにも、この前まで同じ会社だったからな。部署は違ったけど、よく一緒に会議やら企画やらで仕事してって……ええっ!!」
そこから話は早かった。修二が前に勤めていた会社の常務が、まなみの父親だったのだ。修二の人となりをよく知っていたまなみの父親は、喜んでふたりの結婚を祝福した。まなみの父親はかなり喜んで、酒だ酒だと大騒ぎ。出前の寿司を食べながら、日本酒をガンガン修二に飲ませた。
修二はふらふらで、歩けなくなくなるほど酔っ払って、けっきょくまなみの家に泊まることになった。
まなみは二階の自分の部屋まで、なんとか修二を連れて行って、ベッドに寝かせた。
「はい、ベッドついたよ、大丈夫?」
「うー……もう無理です」
「ごめんね、お父さんが」
「むにゃむにゃ……」
修二はもう寝てしまったようで、グーグーといびきをかいている。まなみはため息をつきながらもホッとした。思いもかけず父親と関係があったことも、何か縁だったかもしれないな。
父親は、隆史との結婚をあまりよく思っていなかった。婚約破棄された時は、ほらみたことかと、かなり怒っていたのだ。
今回は全く違う。北山くんなら間違いないと快諾し、喜んでお酒を飲んでいたのだから。