オー!マイ・ハワイ!
「北山さん、さいこー!」
「よくやったね!!」
「いいぞ! いいぞー!!」
常連ばかりの店内はお祝いムード一色。周りから信頼のある隆史だったが、酔うと手がつけられなくなることもあって、最近ではお店に迷惑をかけることが増えていたそうだ。
修二は、以前にも酔って暴れた客を傘で威嚇したことがあり、それを芽衣が覚えていたので傘を渡してきたのだった。
こっちきて飲め飲めと、常連さんに引っ張り出される。きのうのこともあって控えめに飲んでいた修二もガンガン飲まされ、店内は大騒ぎになった。
騒いでいるうちに時間はあっという間にすぎ、新幹線の時間が近づく。千鳥足の修二を支えながら、新幹線の改札口までまなみは一緒に歩いてきた。
「修二、大丈夫? 歩ける?」
「まだ、きのうよりいいかな。なんか面白かったね」
「うん、ありがとう。嬉しかった」
「もう、隆史は大丈夫だと思うけど、あした気をつけて帰ってきて」
「ありがとう」
「じゃあまたあした」
修二はまなみに軽くキスをすると、改札をくぐっていった。見えなくなるまでまなみも手を振る。そういえば、付き合って修二と離れるの初めてだな。なんか、さみしい。
まなみはそう思いながら、居酒屋けんちゃんに戻る。芽衣はもう仕事から上がって私服に着替え、カウンターで一杯飲んでいた。
「おかえり、北山さん帰った?」
「うん、芽衣ありがとうね」
「よくやったね!!」
「いいぞ! いいぞー!!」
常連ばかりの店内はお祝いムード一色。周りから信頼のある隆史だったが、酔うと手がつけられなくなることもあって、最近ではお店に迷惑をかけることが増えていたそうだ。
修二は、以前にも酔って暴れた客を傘で威嚇したことがあり、それを芽衣が覚えていたので傘を渡してきたのだった。
こっちきて飲め飲めと、常連さんに引っ張り出される。きのうのこともあって控えめに飲んでいた修二もガンガン飲まされ、店内は大騒ぎになった。
騒いでいるうちに時間はあっという間にすぎ、新幹線の時間が近づく。千鳥足の修二を支えながら、新幹線の改札口までまなみは一緒に歩いてきた。
「修二、大丈夫? 歩ける?」
「まだ、きのうよりいいかな。なんか面白かったね」
「うん、ありがとう。嬉しかった」
「もう、隆史は大丈夫だと思うけど、あした気をつけて帰ってきて」
「ありがとう」
「じゃあまたあした」
修二はまなみに軽くキスをすると、改札をくぐっていった。見えなくなるまでまなみも手を振る。そういえば、付き合って修二と離れるの初めてだな。なんか、さみしい。
まなみはそう思いながら、居酒屋けんちゃんに戻る。芽衣はもう仕事から上がって私服に着替え、カウンターで一杯飲んでいた。
「おかえり、北山さん帰った?」
「うん、芽衣ありがとうね」