オー!マイ・ハワイ!
「もうっ……、ばかっ。なにもキッチンでしなくても……」

「ごめん、まなみを見たら、我慢できなくて。風呂入ろっか。そしたらご飯食べよ?」

一緒にお風呂に入って、がまんできるかな? まなみはそう思いながら、修二に手を引かれてバスルームへ向かう。

もちろん我慢などできるわけもなく、あっという間に指で何度もイかされ、お返しに口でしてあげて、ヘロヘロになってお風呂から出てくることになった。「あー、キムチ鍋うまいな。寒い時は鍋に限るな」

「やっぱり冬は鍋がいいよね」

「だよな。体、あったまる」

ハフハフしながら、ふたりで鍋をつつく。何気ないことも嬉しくてしょうがない。

「そうだ、籍っていつ入れる?」

「私はいつでもいいよ? とくに希望はない」

「1月1日は? おめでたいし、覚えやすいし」

「いいね! 賛成」

「また婚姻届もらってくるよ。それと、うちの家族に紹介する日だけど、今週末、兄貴の家でクリスマスパーティーするんだって。その時に一緒に遊びにおいでって言われてるんだけど、どう?」

「クリスマスパーティー! 行く行く!」

「ありがとう、そう伝えとく。パーティーは昼間だから、夜は家でワインでも開けよう」

「楽しみだな。嬉しい」

「それはこっちのセリフだよ。親父は早く会いたくて仕方ないみたい。詩乃がうまく話してくれてるみたいだから」

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