オー!マイ・ハワイ!
11.晴れ渡るハワイの空
クリスマスパーティーは、ほのぼのとして穏やかな時間だった。
修二の家族には、詩乃ちゃんを助けたことを感謝され、勇気があるとか素晴らしいとか、一生分ほめられたような気がした。
義姉さんとも、一緒にワイワイ準備や片付けをし、とても楽しかった。
義兄さんの子にも気に入ってもらえたようで、プレゼントに持ってきた人形でままごとを一緒に楽しんだ。
もちろん結婚については完全なる祝福ムード。くすぐったい思いがした。
マンションに帰ってきた時にはもう20時をまわっていた。帰り道で買ったワインとチーズで乾杯する。
「メリークリスマス!」
「きょうはありがとう。みんな喜んでたよ」
「私こそ、とても楽しかった。家族になるって嬉しいことだね」
「ほんと、そうだな」
「修二、これからもよろしくね」
穏やかに微笑んで見つめあった。吸いこまれそうなくらい、修二の目はきれいだ。
「結婚式、まなみはどうしたい?」
まったく考えていなかったわけではないが、きょうのパーティーで修二の父親にどうするのかと聞かれたのだ。
「せっかくだしハワイでやりたい! 家族だけでこじんまりとさ」
「いいね! でも会社用のパーティーも日本でやらせて?」
「わかった、大丈夫だよ」
「来月またハワイに行くから、ついでにチャペルの見学行こうよ」
「ハワイ島のプランテーションも?」
修二の家族には、詩乃ちゃんを助けたことを感謝され、勇気があるとか素晴らしいとか、一生分ほめられたような気がした。
義姉さんとも、一緒にワイワイ準備や片付けをし、とても楽しかった。
義兄さんの子にも気に入ってもらえたようで、プレゼントに持ってきた人形でままごとを一緒に楽しんだ。
もちろん結婚については完全なる祝福ムード。くすぐったい思いがした。
マンションに帰ってきた時にはもう20時をまわっていた。帰り道で買ったワインとチーズで乾杯する。
「メリークリスマス!」
「きょうはありがとう。みんな喜んでたよ」
「私こそ、とても楽しかった。家族になるって嬉しいことだね」
「ほんと、そうだな」
「修二、これからもよろしくね」
穏やかに微笑んで見つめあった。吸いこまれそうなくらい、修二の目はきれいだ。
「結婚式、まなみはどうしたい?」
まったく考えていなかったわけではないが、きょうのパーティーで修二の父親にどうするのかと聞かれたのだ。
「せっかくだしハワイでやりたい! 家族だけでこじんまりとさ」
「いいね! でも会社用のパーティーも日本でやらせて?」
「わかった、大丈夫だよ」
「来月またハワイに行くから、ついでにチャペルの見学行こうよ」
「ハワイ島のプランテーションも?」