オー!マイ・ハワイ!
4.ノースショアの風
ピピピピッとスマホのアラームを止めて時計を見るともう9時30分であった。え? まさか嘘でしょ? 待ち合わせは10時……わーーーー!!!
まなみは慌てて飛び起きて顔を洗った。ノースリーブ、ロング丈の朱色のワンピースにサッと着替える。髪を巻いている時間はない、ロングヘアはおたんごにした。メイクもなんとか取り繕って紺色のカーディガンを肩にかけ、サコッシュと、つばの大きな麦わら帽子を持って部屋を飛び出した。
エレベーターホールに着くと、ちょうど下に向かうエレベーターがくるところだった。9時55分、良かったなんとか間に合うー!!
ポーンとドアが開くと、修二も乗っていた。
「おはよう!修二」
わざと明るめに声を出して、まなみはエレベーターに乗り込む。
「おはよ、元気いいね」
エレベーターは他に客もおらず2人だけだった。修二は真っ白のTシャツに紺地のクロップドパンツ。さわやかさ200点満点!
「ははっ、大寝坊しちゃって。慌てて支度したとこ」
「俺も、さっき起きてビビった。おだんご、かわいいじゃん」
修二はまなみのおだんご頭をやさしくツンツンとした。
「この姿はレアだよ」
「昨日はよく眠れた?」
「あんまり。ごめんまだ婚約者のこと、答え出せてなくて…。」
まなみはしゅんとした顔で目を伏せた。
「気にしないで、帰りにでも聞かせてよ。それより! ノースショアのどこに行きたい?」
まなみは慌てて飛び起きて顔を洗った。ノースリーブ、ロング丈の朱色のワンピースにサッと着替える。髪を巻いている時間はない、ロングヘアはおたんごにした。メイクもなんとか取り繕って紺色のカーディガンを肩にかけ、サコッシュと、つばの大きな麦わら帽子を持って部屋を飛び出した。
エレベーターホールに着くと、ちょうど下に向かうエレベーターがくるところだった。9時55分、良かったなんとか間に合うー!!
ポーンとドアが開くと、修二も乗っていた。
「おはよう!修二」
わざと明るめに声を出して、まなみはエレベーターに乗り込む。
「おはよ、元気いいね」
エレベーターは他に客もおらず2人だけだった。修二は真っ白のTシャツに紺地のクロップドパンツ。さわやかさ200点満点!
「ははっ、大寝坊しちゃって。慌てて支度したとこ」
「俺も、さっき起きてビビった。おだんご、かわいいじゃん」
修二はまなみのおだんご頭をやさしくツンツンとした。
「この姿はレアだよ」
「昨日はよく眠れた?」
「あんまり。ごめんまだ婚約者のこと、答え出せてなくて…。」
まなみはしゅんとした顔で目を伏せた。
「気にしないで、帰りにでも聞かせてよ。それより! ノースショアのどこに行きたい?」