オー!マイ・ハワイ!
修二は気づかって話題を変えた。ニコッとしたり真剣に見つめたりして、まなみは心を揺さぶられて、もうまともに修二の目を見ることができなかった。
それでもほぼ強制的に、自分の心をこれ以上動かさないように、修二に気持ちが悟られないように、ニコッ笑って話を続けた。
「ハレイワタウンに行きたい!! ガーリックシュリンプとシェイブアイス!!」
「食べものばっかだな」
「いいじゃーん、だってノースショア初めてだし」
「わかった、じゃあまずそこ行って腹ごしらえしよう。昼前には着くよ」
エレベーターが1階に着いてドアが開く。修二は自然に手を繋いできた。まなみもそれを受けとめて歩いて行く。抵抗する気持ちはもうどこにもなかった。「お兄さま!」
ロビーを歩いていると、聞き覚えのあるかわいい声。詩乃だった。
「詩乃、どした?」
「ラウンジでコーヒーいただいてたの。お二人が見えたから……」
そう言って詩乃は、まなみの上から下までをジロジロと舐めるように見た。
「お兄さま、ほんとにこの人がいいの?ダサいし、身長はデカいし、性格も悪そう。よくお考えになったら?」
なになになに? 人生でこれだけ面と向かって自分の容姿や性格をなじられたことがあっただろうか。
たしかに寝坊したから100%の私じゃないけど、あまりにもひどすぎない? だいいち身長はどうしようもないでしょ?
それでもほぼ強制的に、自分の心をこれ以上動かさないように、修二に気持ちが悟られないように、ニコッ笑って話を続けた。
「ハレイワタウンに行きたい!! ガーリックシュリンプとシェイブアイス!!」
「食べものばっかだな」
「いいじゃーん、だってノースショア初めてだし」
「わかった、じゃあまずそこ行って腹ごしらえしよう。昼前には着くよ」
エレベーターが1階に着いてドアが開く。修二は自然に手を繋いできた。まなみもそれを受けとめて歩いて行く。抵抗する気持ちはもうどこにもなかった。「お兄さま!」
ロビーを歩いていると、聞き覚えのあるかわいい声。詩乃だった。
「詩乃、どした?」
「ラウンジでコーヒーいただいてたの。お二人が見えたから……」
そう言って詩乃は、まなみの上から下までをジロジロと舐めるように見た。
「お兄さま、ほんとにこの人がいいの?ダサいし、身長はデカいし、性格も悪そう。よくお考えになったら?」
なになになに? 人生でこれだけ面と向かって自分の容姿や性格をなじられたことがあっただろうか。
たしかに寝坊したから100%の私じゃないけど、あまりにもひどすぎない? だいいち身長はどうしようもないでしょ?