オー!マイ・ハワイ!
「大好き! ありがとう!!」
大好きと言われて修二は顔が赤くなっていた。いやいや大好きなのはマラサダだから、とまなみはつっこみたくなったがやめておいた。大好きとまではいかなくても、確実にまなみも気持ちは傾いているのは間違いない。
最後に別れるのがわかっていても、最高の想い出にするんだ!と意気込んだ。ルーフを下ろした修二の車は、エアコンもかけて快適になった。
「ふーっ、涼しい」
「ごめん、暑かった?」
「ううん、いいの。でもあのままオープンカーのまんまだったら日焼けがひどくてシャワー浴びられなくなるところだったよ」
「ははっ、ごめんごめん。ちょっとでもカッコいいと思ってもらいたくて」
「なにそれ。修二、私のこと好き?」
「ずいぶん自信満々だな」
「目から私のこと好きオーラ出てるよ」
「えっそんな……」
修二を真っ赤にさせて、ふふっと笑うまなみは、まるで小悪魔だった。
もうこの状況を楽しむしかない。まなみはそう決めた途端、昔の強気の自分が戻ってきたようだった。
どうせ別れるなら、惜しまれたい。あとになって、あのまま付き合っとけばよかったぐらい思ってほしい。修二の心に、自分を刻みこんでおきたい。
そう思うと、自信満々な言葉が次から次へと出てくる。婚約破棄されてから、そんなことはずいぶん忘れてしまっていた。どんな状況でも、笑って、楽しんでやるんだ。
大好きと言われて修二は顔が赤くなっていた。いやいや大好きなのはマラサダだから、とまなみはつっこみたくなったがやめておいた。大好きとまではいかなくても、確実にまなみも気持ちは傾いているのは間違いない。
最後に別れるのがわかっていても、最高の想い出にするんだ!と意気込んだ。ルーフを下ろした修二の車は、エアコンもかけて快適になった。
「ふーっ、涼しい」
「ごめん、暑かった?」
「ううん、いいの。でもあのままオープンカーのまんまだったら日焼けがひどくてシャワー浴びられなくなるところだったよ」
「ははっ、ごめんごめん。ちょっとでもカッコいいと思ってもらいたくて」
「なにそれ。修二、私のこと好き?」
「ずいぶん自信満々だな」
「目から私のこと好きオーラ出てるよ」
「えっそんな……」
修二を真っ赤にさせて、ふふっと笑うまなみは、まるで小悪魔だった。
もうこの状況を楽しむしかない。まなみはそう決めた途端、昔の強気の自分が戻ってきたようだった。
どうせ別れるなら、惜しまれたい。あとになって、あのまま付き合っとけばよかったぐらい思ってほしい。修二の心に、自分を刻みこんでおきたい。
そう思うと、自信満々な言葉が次から次へと出てくる。婚約破棄されてから、そんなことはずいぶん忘れてしまっていた。どんな状況でも、笑って、楽しんでやるんだ。