オー!マイ・ハワイ!
「興奮しすぎだって。くち!! テッカテカだぞ。ティッシュ、ほら!!」

「こんなの初めて食べた! もう、ティッシュくらい持ってるよ!!」

「わかったから、もうちょっと静かに」

興奮したまなみをもはや誰も止められない。あっという間にガーリックシュリンプを食べてしまうと、コーラをゴクゴク飲み干したので、修二はあぜんとしていた。

「そんなに腹減ってたの?」

「そうだよ、だって朝ごはん食べなかったんだし」

「ははっ、たくさん食べる子好きだよ」

好きだよと言われるとなんだかくすぐったくて赤面する。修二はその細く長い指で器用に殻をむいていく。指先を舐めたり、口に入れたりする姿がそれを想像させて、まなみはゾクゾクっとした。指先からもう目が離せない。

「なに? 俺の顔なんかついてる?」
「ううん、きれいな指先だなと思って」
「なんか変なこと考えてない?」
「……変なこと考えちゃダメ?」

修二の顔がボンっと赤くなる。意外とウブなんだな、修二って。こうなるともうかまいたくて仕方ない。

「もっと欲しくなっちゃうじゃん。修二を見てると」
「えっ?もっとって……?」
「まだまだ足りない」

そう言って机の下の修二の足を、ツンツンとつっつく。

「足りないって……」

「うん、……まだもっとガーリックシュリンプ食べたい」

「ちょっと、それなに? わざと?」

「さぁ、どうかな?」

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