最強総長は姫を眠らせない。🌹
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「あっつ~、午前中の体育祭リハ終わったね~」
翌日の昼前。ピンクグレーのジャージを着たあかりちゃんが言った。
私と美青ちゃんも同じ格好をしている。
「あかり、100メートル走、ばっちりじゃん」
美青ちゃんが声を掛けた。
「美青、二人三脚の練習出来なかったんだよね?」
「うん、宙がサボッて笑」
「宙、応援団とリレーもあるし」
「あー、あかりと同じで一人の種目が良かった。クジで決まったから仕方ないけどね」
「でも大丈夫、前に何度か練習したから」
「雪乃は午後、宙とリレー頑張って」
「あ、うん」
「それで、あかり、明日告るの?」
美青ちゃんが尋ねる。
「え、何いきなり!?」
「あかり、耀のこと好きでしょ」
美青ちゃんは、さらりと言う。
「え!? バレバレ!?」
「うん」
「あー、うーん、告るのはまだいいかな」
「そういう美青はどうなの? 宙に言うの?」
「あっつ~、午前中の体育祭リハ終わったね~」
翌日の昼前。ピンクグレーのジャージを着たあかりちゃんが言った。
私と美青ちゃんも同じ格好をしている。
「あかり、100メートル走、ばっちりじゃん」
美青ちゃんが声を掛けた。
「美青、二人三脚の練習出来なかったんだよね?」
「うん、宙がサボッて笑」
「宙、応援団とリレーもあるし」
「あー、あかりと同じで一人の種目が良かった。クジで決まったから仕方ないけどね」
「でも大丈夫、前に何度か練習したから」
「雪乃は午後、宙とリレー頑張って」
「あ、うん」
「それで、あかり、明日告るの?」
美青ちゃんが尋ねる。
「え、何いきなり!?」
「あかり、耀のこと好きでしょ」
美青ちゃんは、さらりと言う。
「え!? バレバレ!?」
「うん」
「あー、うーん、告るのはまだいいかな」
「そういう美青はどうなの? 宙に言うの?」