最強総長は姫を眠らせない。🌹
*
だけど今は。
「黒沢、花城、遅刻とは何事…」
「キャー! 宙くん!」
15分後。1年A組に着くと、望月先生の言葉を女子達が遮り、宙くんはクラスの女子達に囲まれた。
す、凄い……。
「コラ! 席に戻りなさい!」
「まだ朝のHR終わってないぞ!」
「終わったも同然じゃん」
「もっちーの話長いし」
「宙、中学ぶりだね」
「花城さんと知り合いなの?」
茶髪ボブに赤のリボンを右耳の上で結んだ女の子が尋ねる。
胸がドキドキする…宙くん、なんて答えるんだろう。
だけど今は。
「黒沢、花城、遅刻とは何事…」
「キャー! 宙くん!」
15分後。1年A組に着くと、望月先生の言葉を女子達が遮り、宙くんはクラスの女子達に囲まれた。
す、凄い……。
「コラ! 席に戻りなさい!」
「まだ朝のHR終わってないぞ!」
「終わったも同然じゃん」
「もっちーの話長いし」
「宙、中学ぶりだね」
「花城さんと知り合いなの?」
茶髪ボブに赤のリボンを右耳の上で結んだ女の子が尋ねる。
胸がドキドキする…宙くん、なんて答えるんだろう。