最強総長は姫を眠らせない。🌹
*
うぅ、眠い……。
その日の6限。私は教壇に置かれたクジの箱の前でボーっとしていた。
「花城、何やってる」
「席替え後、文化祭の出し物も決めるんだ。早く引きなさい」
教壇に立つ望月先生に言われ、ハッと目が冴える。
そうだった、文化祭…!
私はクジの箱に手を突っ込んで最後のクジを引き、席に戻っていく。
「では開封して席移動!」
私はクジをピラッと開封する。
あ、廊下側の一番後ろの席だ…。
ほわほわのお花のオーラが私を優しく包み込む。
また窓側で嬉しい。
ガタッ。
私は椅子から立ち上がると鞄を右肩にかけ、移動する。
そして新しい席の机に鞄を置くと。
「雪乃、同じ列だね」
廊下側の一番前の席に立つ美青ちゃんが声をかけてきた。
「あ、うん」
「隣、春とかありえないけど」
美青ちゃんは、めちゃくちゃ嫌そうな顔を浮かべながら言う。
「はぁ!?」
春くんが隣で叫び返す。
うぅ、眠い……。
その日の6限。私は教壇に置かれたクジの箱の前でボーっとしていた。
「花城、何やってる」
「席替え後、文化祭の出し物も決めるんだ。早く引きなさい」
教壇に立つ望月先生に言われ、ハッと目が冴える。
そうだった、文化祭…!
私はクジの箱に手を突っ込んで最後のクジを引き、席に戻っていく。
「では開封して席移動!」
私はクジをピラッと開封する。
あ、廊下側の一番後ろの席だ…。
ほわほわのお花のオーラが私を優しく包み込む。
また窓側で嬉しい。
ガタッ。
私は椅子から立ち上がると鞄を右肩にかけ、移動する。
そして新しい席の机に鞄を置くと。
「雪乃、同じ列だね」
廊下側の一番前の席に立つ美青ちゃんが声をかけてきた。
「あ、うん」
「隣、春とかありえないけど」
美青ちゃんは、めちゃくちゃ嫌そうな顔を浮かべながら言う。
「はぁ!?」
春くんが隣で叫び返す。