最強総長は姫を眠らせない。🌹
*
「わぁ、向日葵綺麗っ!」
8分後。川の土手に着いた私は声を上げた。
「見て見て宙くん!」
「ガードレールの向こう側に向日葵たくさん咲き乱れて…」
宙くんは両ハンドルに体重をかけて伏せ寝する。
え!? 宙くん、ゼーハー、ゼーハー、と苦しそう!
「宙くん、大丈夫!?」
私は横向きのまま腰に両手を回した状態で声をかける。
「あぁ、全力で漕いだからな」
ヒュー…。
大きくて綺麗な青い羽に包まれた赤オレンジ色のハートの花火が上がり、
ドォォン…。
夜空にキラキラと輝いた。
「ハートの花火、綺麗っ」
「内緒で来て良かっただろ?」
あ、宙くん、優しく笑って…。
「雪乃、来年もここで一緒に花火見ような」
「うんっ、約束だよ」
私は満面の笑みで宙くんと指切りをした。
「わぁ、向日葵綺麗っ!」
8分後。川の土手に着いた私は声を上げた。
「見て見て宙くん!」
「ガードレールの向こう側に向日葵たくさん咲き乱れて…」
宙くんは両ハンドルに体重をかけて伏せ寝する。
え!? 宙くん、ゼーハー、ゼーハー、と苦しそう!
「宙くん、大丈夫!?」
私は横向きのまま腰に両手を回した状態で声をかける。
「あぁ、全力で漕いだからな」
ヒュー…。
大きくて綺麗な青い羽に包まれた赤オレンジ色のハートの花火が上がり、
ドォォン…。
夜空にキラキラと輝いた。
「ハートの花火、綺麗っ」
「内緒で来て良かっただろ?」
あ、宙くん、優しく笑って…。
「雪乃、来年もここで一緒に花火見ような」
「うんっ、約束だよ」
私は満面の笑みで宙くんと指切りをした。