最強総長は姫を眠らせない。🌹
*
それから1時間30分後。
「花火終わっちゃったね…」
私がしゅんとしたまま残念そうに言うと、
宙くんは地面を見て気づく。
「雪乃、シュシュ、落ちてるぞ」
「あ!?」
いつの間にか髪のシュシュ取れてる!
花火に夢中で全然気づかなかった…。
恥ずかしい!
え、宙くん、シュシュ拾ってくれて…。
「ほら」
「あ、ありがとう」
私はお礼を言い、シュシュを受け取る。
花火終わっちゃって帰るだけだし、
結ばずロングボブのままでいっか…。
右の手首にシュシュをつけると、
「じゃあ帰るか」
宙くんが無表情の顔で言った。
正直、まだ帰りたくないな…。
もしお母さん達、帰って来てたら怒られそうで嫌だし…。
でも、宙くんは帰りたいよね。
「あ、うん…」
「歩きでいいか?」
帰りも2人乗りしたかったけど、
行き、全力だったから、さすがに疲れたよね…。
「うん」
了承すると、宙くんがスタンドを後ろに蹴り上げ、自転車を押して歩き始めた。
私も足を踏み出す。
それから1時間30分後。
「花火終わっちゃったね…」
私がしゅんとしたまま残念そうに言うと、
宙くんは地面を見て気づく。
「雪乃、シュシュ、落ちてるぞ」
「あ!?」
いつの間にか髪のシュシュ取れてる!
花火に夢中で全然気づかなかった…。
恥ずかしい!
え、宙くん、シュシュ拾ってくれて…。
「ほら」
「あ、ありがとう」
私はお礼を言い、シュシュを受け取る。
花火終わっちゃって帰るだけだし、
結ばずロングボブのままでいっか…。
右の手首にシュシュをつけると、
「じゃあ帰るか」
宙くんが無表情の顔で言った。
正直、まだ帰りたくないな…。
もしお母さん達、帰って来てたら怒られそうで嫌だし…。
でも、宙くんは帰りたいよね。
「あ、うん…」
「歩きでいいか?」
帰りも2人乗りしたかったけど、
行き、全力だったから、さすがに疲れたよね…。
「うん」
了承すると、宙くんがスタンドを後ろに蹴り上げ、自転車を押して歩き始めた。
私も足を踏み出す。