魔女様は二十四つ年上

中編

 青年龍斗は二十歳、フリーターである。アルバイトが終わったら、魔女様美佳子の家に遊びに行く。魔女様としては魔法のことを口外されたくはないので迎え入れている。

 魔女様は青年のことが理解できない。こんなおばさんのどこがいいのだろうといつも口にしている。青年龍斗は自分の片思いの気持ちを抑えている。魔女様美佳子との関係が壊れてしまいそうな気がするから。

 ちなみに、魔女様美佳子の魔法で出来ないことはないらしい。青年龍斗はそんな魔女様美佳子を魅力的に感じている。

 一年前からの出会い、青年龍斗は初めの頃は好奇心から魔女様美佳子を見ていた。それが、いつしか好きという感情に変化していった龍斗。

 今では、手離したくない。そう青年龍斗は思う。
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