【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
それから数日後。
カリーネは王宮に呼び出されることになる。それはもちろん、例の認証制度の件。
いつものように学校の授業を終え、ラーシュが昼食に誘い、その昼食の場で彼が口にした。
「これから、王宮へ行くことになった」
「誰が?」
「君が」
「なんで?」
「あの認証制度の案を提出したところ、議員たちは乗り気だ。ただ、魔導士の奴らが詳しい話を聞きたいと言い出してな」
魔導士とは魔力を備えている人間。だから、魔導具とも密接に関係はしているのだが。
「というのは表向きの話で、どうやらあのラベルゴ商会の魔導具について話を聞きたいらしい」
「どうして、ここでラベルゴ商会が出てくるのですか?」
「魔導士の奴らが魔導具を使うとどうなるか、わかるか?」
カリーネは王宮に呼び出されることになる。それはもちろん、例の認証制度の件。
いつものように学校の授業を終え、ラーシュが昼食に誘い、その昼食の場で彼が口にした。
「これから、王宮へ行くことになった」
「誰が?」
「君が」
「なんで?」
「あの認証制度の案を提出したところ、議員たちは乗り気だ。ただ、魔導士の奴らが詳しい話を聞きたいと言い出してな」
魔導士とは魔力を備えている人間。だから、魔導具とも密接に関係はしているのだが。
「というのは表向きの話で、どうやらあのラベルゴ商会の魔導具について話を聞きたいらしい」
「どうして、ここでラベルゴ商会が出てくるのですか?」
「魔導士の奴らが魔導具を使うとどうなるか、わかるか?」