【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
「その魔導士の方は、どうされたのですか?」
「火傷したらしい。すぐさま自分で火は消したとは言っていたが」
命が無事であったことにほっと胸をなでおろすものの、それでも魔導具によって怪我をさせてしまったことに胸が痛む。
「その魔導士が、ラベルゴ商会に文句を言いに行ったらしい」
さすが魔導士。いろんな意味で行動力のある人間が多い。
「ところが、門前払いだったようだ。証拠が無い、の一点張り。壊れた魔導具を見せつけても、使い方を間違えたのではないか、と」
「酷い……」
「だからそいつが、誰か腕のいい魔導具士はいないか、と探していたところに、今回の認証制度の話が出てきた。誰が考えたんだ、という話になり、そいつが君に会いたいと言い出した」
「はい」
「どちらにしろ、一度、あの連中とは顔合わせをして、認証制度の最後の部分を詰めたいと思っていたからな。まあ、ついでに、というやつだ」
「火傷したらしい。すぐさま自分で火は消したとは言っていたが」
命が無事であったことにほっと胸をなでおろすものの、それでも魔導具によって怪我をさせてしまったことに胸が痛む。
「その魔導士が、ラベルゴ商会に文句を言いに行ったらしい」
さすが魔導士。いろんな意味で行動力のある人間が多い。
「ところが、門前払いだったようだ。証拠が無い、の一点張り。壊れた魔導具を見せつけても、使い方を間違えたのではないか、と」
「酷い……」
「だからそいつが、誰か腕のいい魔導具士はいないか、と探していたところに、今回の認証制度の話が出てきた。誰が考えたんだ、という話になり、そいつが君に会いたいと言い出した」
「はい」
「どちらにしろ、一度、あの連中とは顔合わせをして、認証制度の最後の部分を詰めたいと思っていたからな。まあ、ついでに、というやつだ」