【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
ラーシュは言うが、わかりきっている内容だとしても、魔導具が魔力干渉を起こしたことによって、どのように爆発をしたのか、ということに興味がある。
「ですが、現象を確認するためには、やはり実物を見てみないと」
すっとカリーネが立ち上がり、リュックから工具を取り出して、カルロスが置いた黒焦げの魔導具へと近づいた。
両手に綿の手袋をはめると、慣れた手つきでその魔導具を分解していく。
「へぇ、見事だねぇ」
お茶をずびずびとすすりながら、マルスランは感心している。
「ラーシュさん、そっちの工具を取ってください」
と言われることにも慣れているラーシュは、カリーネが欲しがっている工具を手渡す。
「へぇ。君たち、息、ぴったりじゃん」
「いいから、お前は黙っていろ」
むすっとした顔でマルスランを睨みつけるラーシュを、もちろん睨みつけられた彼は楽しそうに見ているわけで。
「ああ。予想通りですね」
マルスランが爆発させた魔導具を分解し、魔導具の心臓部でもある魔導回路を取り出す。魔導回路はもちろん黒く焦げていた。
「ですが、現象を確認するためには、やはり実物を見てみないと」
すっとカリーネが立ち上がり、リュックから工具を取り出して、カルロスが置いた黒焦げの魔導具へと近づいた。
両手に綿の手袋をはめると、慣れた手つきでその魔導具を分解していく。
「へぇ、見事だねぇ」
お茶をずびずびとすすりながら、マルスランは感心している。
「ラーシュさん、そっちの工具を取ってください」
と言われることにも慣れているラーシュは、カリーネが欲しがっている工具を手渡す。
「へぇ。君たち、息、ぴったりじゃん」
「いいから、お前は黙っていろ」
むすっとした顔でマルスランを睨みつけるラーシュを、もちろん睨みつけられた彼は楽しそうに見ているわけで。
「ああ。予想通りですね」
マルスランが爆発させた魔導具を分解し、魔導具の心臓部でもある魔導回路を取り出す。魔導回路はもちろん黒く焦げていた。