【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
どうやら大人な女性二人は意気投合した様子。一応成人はしたが、見た目は子供な女性はソファにちょこんと座ろうとしたのだが、お世話になる家主に渡しておきたいものがあったことを思い出し、義兄が持って来てくれた荷物をゴソゴソと漁る。
「はいはい、座って座って」
ハイケが手にしている銀のトレイに人数分っよりも一つ多いカップとティーポットが置かれている。そしてリネーアの銀トレイにはお菓子。
「そうそう、フラン。最近、ホルヴィスト国で売り出された魔導具で、自動でパンが焼けちゃうやつ。あれ、手に入らないかな?」
荷物をゴソゴソと漁っていたカリーネの手が止まる。
「魔導パン焼き機のことかい? 寝る前に必要な材料を入れておけば、朝食に焼き立てパンが食べられるという、あれのことを言っている?」
「そうそう、そうよ。それそれ。発売された途端、大人気で売り切れ続出とは聞いているんだけれどね。ほら、食べ盛りの子がきたわけでしょう?」
ハイケはちらりとカリーネを見つめた。どうやら、ハイケにとってカリーネは食べ盛りに分類されるらしい。
「はいはい、座って座って」
ハイケが手にしている銀のトレイに人数分っよりも一つ多いカップとティーポットが置かれている。そしてリネーアの銀トレイにはお菓子。
「そうそう、フラン。最近、ホルヴィスト国で売り出された魔導具で、自動でパンが焼けちゃうやつ。あれ、手に入らないかな?」
荷物をゴソゴソと漁っていたカリーネの手が止まる。
「魔導パン焼き機のことかい? 寝る前に必要な材料を入れておけば、朝食に焼き立てパンが食べられるという、あれのことを言っている?」
「そうそう、そうよ。それそれ。発売された途端、大人気で売り切れ続出とは聞いているんだけれどね。ほら、食べ盛りの子がきたわけでしょう?」
ハイケはちらりとカリーネを見つめた。どうやら、ハイケにとってカリーネは食べ盛りに分類されるらしい。