【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
「え、地下室には何があるんですか?」
「環境試験室。さっきも言ったような加速試験ができる設備が置いてある部屋だ」
「うわぁ」
「見たいだろう?」
「はい、見たいです」
「だけど、今日は見せてあげない」
「えぇっ。何故ですか? やはり、通常生は入れないんですか? 見たいです、見たい、見たい、見たい」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら、カリーネはラーシュに尋ねた。せっかくここまで来たのに、肝心の環境試験室を見学することができないなんて、悔やんでも悔やみきれない。
「違うよ。今日は、と言っただろう? また別な日に見せてあげるから」
「てことは、またここに来る必要があるってことですか?」
「そう。だから俺に会いに来なさい、と言っただろう?」
「環境試験室。さっきも言ったような加速試験ができる設備が置いてある部屋だ」
「うわぁ」
「見たいだろう?」
「はい、見たいです」
「だけど、今日は見せてあげない」
「えぇっ。何故ですか? やはり、通常生は入れないんですか? 見たいです、見たい、見たい、見たい」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながら、カリーネはラーシュに尋ねた。せっかくここまで来たのに、肝心の環境試験室を見学することができないなんて、悔やんでも悔やみきれない。
「違うよ。今日は、と言っただろう? また別な日に見せてあげるから」
「てことは、またここに来る必要があるってことですか?」
「そう。だから俺に会いに来なさい、と言っただろう?」