【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
「で、ラーシュ。この不良部品が、私のところの魔導具に実装されていた、と。そう言いたいのか?」
「まあ、そういうことなんだが。不良品というよりは、偽物だな、それは」
「何?」
「ロゴをよく見てくれ。リビー商会のロゴ。いつもと違うように見えるだろう?」
ラーシュが言うと、またボルネマンは眼鏡を頭の上に置いた。
「なんか、そう言われるといつも見ているロゴと違うような気がしてきた」
「ねえ、ボルネマン。言いにくいんだけどね。その部品が実装されている音声放送機の修理依頼が、増えてるのよ」
ハイケの言葉に、ボルネマンはまた眼鏡を元の位置に戻した。
「しかもね、製造番号を確認したら、どれも似たり寄ったり」
ボルネマンの顔が歪み始める。
「だいたい、今から三か月前だな、その音声放送機が製造されたのは。何か、変わったことはなかったか?」
ハイケの言葉の先を、ラーシュが繋いだ。核心に迫るのは彼の役目だ。
「まあ、そういうことなんだが。不良品というよりは、偽物だな、それは」
「何?」
「ロゴをよく見てくれ。リビー商会のロゴ。いつもと違うように見えるだろう?」
ラーシュが言うと、またボルネマンは眼鏡を頭の上に置いた。
「なんか、そう言われるといつも見ているロゴと違うような気がしてきた」
「ねえ、ボルネマン。言いにくいんだけどね。その部品が実装されている音声放送機の修理依頼が、増えてるのよ」
ハイケの言葉に、ボルネマンはまた眼鏡を元の位置に戻した。
「しかもね、製造番号を確認したら、どれも似たり寄ったり」
ボルネマンの顔が歪み始める。
「だいたい、今から三か月前だな、その音声放送機が製造されたのは。何か、変わったことはなかったか?」
ハイケの言葉の先を、ラーシュが繋いだ。核心に迫るのは彼の役目だ。