夢の中だけでもいいから私に愛を囁いて

卓人さんを追いかけてアメリカ支社からきたという女性はとても綺麗な人。卓人さんのアメリカでの業務を引き継いでいたというから仕事も出来る人だと思う。おまけに私とは違って年齢的にも卓人さんと合う。

私と卓人さんの障害になるものは年齢と関係だけではなかったことにも気がついてしまった。

今までは単純に”好き“という思いで、憧れと夢を抱いているだけで幸せだったのにな…。

いつまでも憧れと理想ばかりを求めてはダメだと、現実を周りを見てきちんと将来を考えないと、そう切り換えることに必死だった。

卓人さんと二人にならない。なると気持ちが引き戻されるから…。だから、もう…。


明日は田中さんと食事に行く約束をしている。そろそろ田中さんにきちんとお返事しないとな…。

私はどうしたいんだろう…。

悩んだあげく私は陽くんに電話をしていた。陽くんは電話じゃ…というので、今日は陽くんと自宅最寄りの駅で待ち合わせをすることになった。
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