闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
前途多難の編入
校門横の辺りに止まった櫂人先輩はそこで私を下ろしてくれた。
「職員室は生徒玄関を入って右の廊下を進んだところにある。迷うなよ?」
「はい、ありがとうございました」
お礼を言ってバイクを置いて来るという櫂人先輩を見送ると、私は職員室に急いだ。
櫂人先輩に送ってもらえたから時間はまだ大丈夫だったけれど、何だか周囲の視線が痛かったから。
やっぱりバイク通学はダメ、なんだよね?
櫂人先輩、ちょっと不良っぽかったから校則違反しているのかも。
送ってくれた櫂人先輩には感謝しているけれど、編入早々校則を破ったなんて噂を立てられるのは避けたい。
周りにいる生徒に顔を覚えられる前にと、私は小走りで校舎の中へ入った。
「職員室は生徒玄関を入って右の廊下を進んだところにある。迷うなよ?」
「はい、ありがとうございました」
お礼を言ってバイクを置いて来るという櫂人先輩を見送ると、私は職員室に急いだ。
櫂人先輩に送ってもらえたから時間はまだ大丈夫だったけれど、何だか周囲の視線が痛かったから。
やっぱりバイク通学はダメ、なんだよね?
櫂人先輩、ちょっと不良っぽかったから校則違反しているのかも。
送ってくれた櫂人先輩には感謝しているけれど、編入早々校則を破ったなんて噂を立てられるのは避けたい。
周りにいる生徒に顔を覚えられる前にと、私は小走りで校舎の中へ入った。