闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
でも、私が制服姿でうろついていた辺りを重点的に探したけれどやっぱりなくて……。
「どうしよう、どうしよう⁉」
「恋華?」
「絶対に無くしちゃダメだって言われてるのに!」
「恋華、落ち着けっ」
動揺する私を櫂人はきつく抱きしめる。
そのままポンポンと背中を軽く叩かれた。
「落ち着いてよく思い出せ。その薬、最後に見たのはいつだ?」
「最後に……学校では、あったはず……」
櫂人の腕の中で少し落ち着きを取り戻した私は、言われて記憶を掘り起こす。
学校で体育の授業のとき着替えたから、そのときはしっかり確認した。
それから今までの間ということ。
一番考えられるのはヴァンピールに襲われたとき。
「どうしよう、どうしよう⁉」
「恋華?」
「絶対に無くしちゃダメだって言われてるのに!」
「恋華、落ち着けっ」
動揺する私を櫂人はきつく抱きしめる。
そのままポンポンと背中を軽く叩かれた。
「落ち着いてよく思い出せ。その薬、最後に見たのはいつだ?」
「最後に……学校では、あったはず……」
櫂人の腕の中で少し落ち着きを取り戻した私は、言われて記憶を掘り起こす。
学校で体育の授業のとき着替えたから、そのときはしっかり確認した。
それから今までの間ということ。
一番考えられるのはヴァンピールに襲われたとき。