闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
真人への相談
「じゃあ、同居の話。ちゃんと相談しておけよ?」
日曜日の午後、昼食も終えた後にマンションまで送ってくれた櫂人に念を押された。
昨晩私がもしもの時は吸血鬼になると言って安心したからなのか、朝にはいつもの様子に戻っていた櫂人。
午前中も《朱闇会》の人たちと茜渚街で薬の捜索をして、私たちだけ帰って来た感じだ。
今日は真人さんが帰ってくる。
マンションにいて出迎えないと心配させてしまうだろうから。
「分かってるよ。……薬のことは、言わなくていいんだよね?」
「別にいいだろ。万が一が起きても大丈夫なんだから」
不安そうに確認した私に、櫂人は気にした様子もなく言ってのけた。
薬を無くしたこと。
あれだけ無くしてはダメだと言っていた真人さんには伝えた方がいいんだろうって思う。
日曜日の午後、昼食も終えた後にマンションまで送ってくれた櫂人に念を押された。
昨晩私がもしもの時は吸血鬼になると言って安心したからなのか、朝にはいつもの様子に戻っていた櫂人。
午前中も《朱闇会》の人たちと茜渚街で薬の捜索をして、私たちだけ帰って来た感じだ。
今日は真人さんが帰ってくる。
マンションにいて出迎えないと心配させてしまうだろうから。
「分かってるよ。……薬のことは、言わなくていいんだよね?」
「別にいいだろ。万が一が起きても大丈夫なんだから」
不安そうに確認した私に、櫂人は気にした様子もなく言ってのけた。
薬を無くしたこと。
あれだけ無くしてはダメだと言っていた真人さんには伝えた方がいいんだろうって思う。