闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
「あとはそうだな。貝合わせとか趣味で作るくらい、短歌とか平安情緒あるものが好きなんだが……」
「うん」
それは何となく分かった。
貝合わせなんて、趣味だとしても本当に好きじゃないと自分で作ろうなんて思わないだろうし。
「字は上手いんだけど、絵が壊滅的で……」
「……」
「恋華が持っていた方の貝殻に書かれていた絵、歌を詠んだ公達をイメージして描いたんだそうだ」
「え⁉ あれ人なの⁉」
流石に今の情報には驚きが強くてつい叫んだ。
私の持っていた方の貝殻に描かれていたもの。
ちょっとよく分からないと常々思っていたけれど……公達ってことは平安時代とかの男性貴族のことだよね?
あの絵、頑張って見ても包装紙に包まれたお饅頭っぽいものとしか思えないんだけれど……。
「うん」
それは何となく分かった。
貝合わせなんて、趣味だとしても本当に好きじゃないと自分で作ろうなんて思わないだろうし。
「字は上手いんだけど、絵が壊滅的で……」
「……」
「恋華が持っていた方の貝殻に書かれていた絵、歌を詠んだ公達をイメージして描いたんだそうだ」
「え⁉ あれ人なの⁉」
流石に今の情報には驚きが強くてつい叫んだ。
私の持っていた方の貝殻に描かれていたもの。
ちょっとよく分からないと常々思っていたけれど……公達ってことは平安時代とかの男性貴族のことだよね?
あの絵、頑張って見ても包装紙に包まれたお饅頭っぽいものとしか思えないんだけれど……。