闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
治療
キヨトくんたちと別れた私は、当初の予定通り真人さんの待つ汐見クリニックへと向かっていた。
その足取りは、正直重い。
それもそうだろう。
新しい学校、新しいクラス。
期待と不安を胸に向かった先では初めからのけ者扱い。
しかも現状、どうすればみんなと仲良くなれるのか分からないし。
「男子は私が櫂人先輩と関わらない様にすれば近付いて来てくれそうだけど……」
櫂人先輩が怖いから近付かないというなら、私とは関係ないと分かれば初めのように近付いてきてくれると思う。
でも、そうなったらそうなったで女子には更に反感を買ってしまいそうだ。
男をはべらせて、なんて文句が聞こえてきたくらいだもの。
男子だけが近付いてきたら同じように思われるのは目に見えている。
「となると、女子と先に仲良くなりたいところなんだけど……」
その足取りは、正直重い。
それもそうだろう。
新しい学校、新しいクラス。
期待と不安を胸に向かった先では初めからのけ者扱い。
しかも現状、どうすればみんなと仲良くなれるのか分からないし。
「男子は私が櫂人先輩と関わらない様にすれば近付いて来てくれそうだけど……」
櫂人先輩が怖いから近付かないというなら、私とは関係ないと分かれば初めのように近付いてきてくれると思う。
でも、そうなったらそうなったで女子には更に反感を買ってしまいそうだ。
男をはべらせて、なんて文句が聞こえてきたくらいだもの。
男子だけが近付いてきたら同じように思われるのは目に見えている。
「となると、女子と先に仲良くなりたいところなんだけど……」