闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
画面の向こうではドアを開けて大橋さんが出迎えたらしい様子がわずかに見える。
そんな彼に抱き締められた真人さんの表情は苦虫を大量にかみつぶしたようなものだった。
『いいから、早く恋華さんに……』
『分かったよ。入ってくれ』
少し言葉を交わして二人が中に入って来る様子が分かると、丁度映像が切れる。
……どういうこと?
大橋さんは真人さんを真理愛と呼んだ。
真人さんも、声と口調が女性のもので……。
つまりは、真人さんが櫂人のお母さん・真理愛さんだったということ?
信じる信じない以前に、ただ驚く。
確かに女性と見紛うほどの美形だと常々思っていた。
でも、まさか本当に女性だったなんて……。
そんな彼に抱き締められた真人さんの表情は苦虫を大量にかみつぶしたようなものだった。
『いいから、早く恋華さんに……』
『分かったよ。入ってくれ』
少し言葉を交わして二人が中に入って来る様子が分かると、丁度映像が切れる。
……どういうこと?
大橋さんは真人さんを真理愛と呼んだ。
真人さんも、声と口調が女性のもので……。
つまりは、真人さんが櫂人のお母さん・真理愛さんだったということ?
信じる信じない以前に、ただ驚く。
確かに女性と見紛うほどの美形だと常々思っていた。
でも、まさか本当に女性だったなんて……。