それ行け、ぽっくん!!
…2時間半後。



ようやくグッズを買って。



…塩野さん。

座ったまま寝てるし。

このクソ暑い中。

…そんな中、待たせたボクもボクだけど。



「塩野さん…」

よく寝ている。

金取り目的の人に襲われたら一塊もないよ。

「塩野さん!起きてー!!」

身体を揺らすとようやく起きた。

「はい…」

「ごめん、待たせて」

「終わった…?」

「うん」

「そ…」

塩野さんはパッ、と目を覚まして大きく伸びをした。

「なんか、食べたい…」

塩野さんは頭をかいた。

確かに、お昼ご飯を食べていない。

「何、食べるのー?」

ボクは立ち上がる塩野さんを見た。

「この辺にオシャレなカフェレストランがあったはず…」

チラッ、とボクを見て付いて来るように目で言ってる。

ボクはその後を付いて行った。
< 36 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop