それ行け、ぽっくん!!
「三木はどうすんの?」

班長は今度、にーさんに話を振った。

にーさんとねーさんは顔を見合わせて笑って

「春には入籍しようと思います」

ボク、また大絶叫!!

周りの人がこちらを見る。

塩野さんは

「このっ…バカ!!」

と舌打ちをしてボクを押さえ付けた。

い…痛い。

「そっか、おめでとう」

班長が笑うと二人も笑っていた。



「塩野は…」

班長は塩野さんを見たけれど、

「…お前はまあ、いっか」

そう言うと塩野さんは当然、という顔をして頷いた。



何で!!



「井上は…。
お前は恋愛出来るか心配だ」

「はんちょー!!」

ボク、半泣き。

確かに!

ボクは恋愛向きではないけど。

そんなハッキリと言うなよー!!
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