それ行け、ぽっくん!!
「環、実家に帰ったら即、見合いだってさ」
…はあ?
「なんで?」
「親がうるさいらしい」
「塩野さん、ひょっとして、金持ち?
親が進める見合いって…」
ボクのこの発言に目を丸くしたにーさんは
「知らないの?」
「何を?」
何にもみんな、教えてくれないじゃないか
「あいつの父親、シオノエンターテインメントの社長だよ」
…その会社って。
レジャー産業でトップの会社じゃないか!!
「知らなかった」
…本来なら塩野さん。
こんな所で配達している人じゃないよ。
「…でも、本当は戻りたくないって言ってた」
にーさんは苦笑いをして
「小さい頃から押さえ付けられて生きていたし、結婚くらいは好きにさせろ、って言ったらしいけど取引先らしくて見合いを断れなかったって」
…そうだったんだ。
…はあ?
「なんで?」
「親がうるさいらしい」
「塩野さん、ひょっとして、金持ち?
親が進める見合いって…」
ボクのこの発言に目を丸くしたにーさんは
「知らないの?」
「何を?」
何にもみんな、教えてくれないじゃないか
「あいつの父親、シオノエンターテインメントの社長だよ」
…その会社って。
レジャー産業でトップの会社じゃないか!!
「知らなかった」
…本来なら塩野さん。
こんな所で配達している人じゃないよ。
「…でも、本当は戻りたくないって言ってた」
にーさんは苦笑いをして
「小さい頃から押さえ付けられて生きていたし、結婚くらいは好きにさせろ、って言ったらしいけど取引先らしくて見合いを断れなかったって」
…そうだったんだ。