それ行け、ぽっくん!!
「塩野さん、お見合いするの?」
お昼に入った食堂で、あまり気が進まなかったけど、この話を振ってみた。
しばらくの沈黙の後
「うん」
塩野さんはそう言っただけでそれ以上は何も言わなかった。
にーさん、ねーさん。
やっぱりボクは気持ちを伝えるべきではないと思う。
今、ここで言ってしまえば。
ボクらの、こういうささやかな楽しみが失われる気がする。
今、言わないからこそ、お互い気を使わずに相手を誘えるんであって。
見合いの話をしただけで雰囲気が悪くなる。
それなら。
一生言わない方がいいね。
ごめんね、応援してくれているのに。
お昼に入った食堂で、あまり気が進まなかったけど、この話を振ってみた。
しばらくの沈黙の後
「うん」
塩野さんはそう言っただけでそれ以上は何も言わなかった。
にーさん、ねーさん。
やっぱりボクは気持ちを伝えるべきではないと思う。
今、ここで言ってしまえば。
ボクらの、こういうささやかな楽しみが失われる気がする。
今、言わないからこそ、お互い気を使わずに相手を誘えるんであって。
見合いの話をしただけで雰囲気が悪くなる。
それなら。
一生言わない方がいいね。
ごめんね、応援してくれているのに。