それ行け、ぽっくん!!
「は?」
…何を言い出すかと思えば。
「泊まったところで何もしないよ!」
塩野さんはボクの額を突いた。
「ぽっくんは想像力豊かだからな〜」
にーさんは笑った。
午後の準備をしてバイクで出るとちょうど塩野さんも服を着替えてあの、真っ赤なバイクに乗るところだった。
「気をつけていけよ」
こう、言われるのも最後。
ボクは頷いた。
「塩野さんも、気をつけてね。
あと、仕事も見合いも頑張って」
ボクの言葉に苦笑いをして
「仕事は頑張るけど、見合いは頑張らないよ。
オレにはちゃんと…」
何かを言いかけて塩野さんは止めた。
後ろから誉くんが走行してきて。
「塩野さん、じゃあ、また!!」
「おう!誉も頑張れよ!!」
誉くんは明日から正社員になる。
頷くと誉くんは出入口から出て行った。
「じゃあ、またな」
塩野さんがシールドを閉めた。
「じゃあ、また…」
ボクも片手を上げる。
塩野さんは左へ、ボクは右へ。
それぞれの方向に向かって走る。
ミラー越しに走り去る塩野さんを見ていて。
我慢していた涙がポロポロこぼれた。
今まで本当にありがとう、塩野さん。
…何を言い出すかと思えば。
「泊まったところで何もしないよ!」
塩野さんはボクの額を突いた。
「ぽっくんは想像力豊かだからな〜」
にーさんは笑った。
午後の準備をしてバイクで出るとちょうど塩野さんも服を着替えてあの、真っ赤なバイクに乗るところだった。
「気をつけていけよ」
こう、言われるのも最後。
ボクは頷いた。
「塩野さんも、気をつけてね。
あと、仕事も見合いも頑張って」
ボクの言葉に苦笑いをして
「仕事は頑張るけど、見合いは頑張らないよ。
オレにはちゃんと…」
何かを言いかけて塩野さんは止めた。
後ろから誉くんが走行してきて。
「塩野さん、じゃあ、また!!」
「おう!誉も頑張れよ!!」
誉くんは明日から正社員になる。
頷くと誉くんは出入口から出て行った。
「じゃあ、またな」
塩野さんがシールドを閉めた。
「じゃあ、また…」
ボクも片手を上げる。
塩野さんは左へ、ボクは右へ。
それぞれの方向に向かって走る。
ミラー越しに走り去る塩野さんを見ていて。
我慢していた涙がポロポロこぼれた。
今まで本当にありがとう、塩野さん。