それ行け、ぽっくん!!
「…やっばり」

角を曲がると、誉くんが泣きじゃくるボクを見て手招きした。

「そんな状態で配達したら危ないから、中で仕事しときなよ」

後ろのキャリーボックスを開けて郵便物を取り出した。

「…ご、ごめん」

涙を拭くのが精一杯。

「おい、大丈夫か?」

そこににーさんも通りかかって。

二人が手分けしてボクの行くところを行ってくれた。



ホント、ごめん!!



みんな、ありがとう…
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