そこで笑う君と
practice




はぁ、、、



私は思わず、ため息を吐いた。

今日も吹奏楽部のコンクールの練習で、練習もほとんど毎日で、色々な面で疲れてきた。

「よっし!部活行くぞぉ〜」私の友達の春香はなんでそんなにテンションが高いの?と思うぐらい部活の時はテンションが高い。

なんなら、いつもテンションが高い。

春香は、途中から転校してきた割にとっても上手いので、毎回ビックリする。

今回、春香はソロパートも任されているので、尊敬してしまう。

「そういえば今日、副部長決めるらしいよ」と、春香は目を輝かせながら私に言ってきた。

ワクワクしている春香の姿は、まるで、幼稚園児みたいだ。

え〜副部長やりたい人いますか?

先生がみんなに聞いた瞬間

はいはいはいはい!

と勢いよく春香が手を上げた。

私は思わず、春香、馬鹿なんだから私がやるよとと言った。

「えっ。私って馬鹿なの?」

えーーーー今更⁉︎

だって、この前のマークシートのテスト、どうやるか分からなくて、全部塗ってたじゃん!他にも1+1で11とか言ってるし。

「いやいや〜。あれは、たまたまって奴よ。」

よくそれ言えたな。どう考えても、絶対たまたまじゃないだろ。

結局、春香が副部長になって部長は一個上の先輩になった。

「練習♪練習♪」何がそんなに嬉しいんだと思ってしまう。

勉強する時間はつぶれるし、しかも、青春できないのにと思ってしまう。



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