真っ白な世界。
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≈文久三年≈3月≈


沖田目線

巡回の帰り、

私は壬生寺に寄った。

そこには恐らく

西洋のものであろう

真っ白な服を着た少女がいた。

真っ白な服に似合わず

真っ黒な髪が

腰まで伸びている。

顔は·····日本人だろうか?

私は話しかけた。

「何者ですか?」

私は浪士組として働いている。

私の仕事は不逞浪士を斬ることだ。
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