真っ白な世界。
そんな日々を送って

2週間ほど経った頃、

まゆきの体にある刀傷は

消えていっているようだった。

「·····。」

「まゆきさん?」

まゆきさんが目を開けた。

「まゆき·····。」

平助は困ったように見つめている。

助けたいのに

味方か分からなくて

困惑しているのだろう。

新八さんとはじめさんは

至って冷静だ。
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