真っ白な世界。
第六章
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まゆき目線

ついにこの日がやってきた。

みんなに話す時が来たんだ。

私は目を閉じて

深呼吸をして思い出した。

新撰組へやってくる

前の事を。

「·····私は

真っ白な世界からやって来た。

正確には壁も床も真っ白な部屋。

何も無くて

限られた人しかやって来ない。

そこで私は最低限の言葉しか

教えられなかった。
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