真っ白な世界。
聞きなれた声。

私は殺気を消して刀を下ろした。

「····敵はどうしたんです?」

「片付けたさ。 」

「土方さんが

さっさと迎えに行ってこいだとよ。」

佐之さん、新八さん、平助。

組長が揃って出てくるなんて

土方さんも何を考えているのやら。

「別に私一人でも問題ないですがね。」

「はっ、礼もなしかよ。」

「自信のある奴ァ違うねぇ。」

こんな方達にお礼なんて·····

考えただけでも寒気がしますね。
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