真っ白な世界。
「·····他に行き場もないだろうし、

こんな不逞浪士が

たくさんいる場所に

放置はできないだろう?」

近藤さんは困り顔で

そう言った。

「私の我儘です。

嫌であれば仰ってくれて

構いません。

ですがもし、

少しでも少女を

守ってくださる気があるのなら、

どうか、お力添えを。」
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